『他力本願に生きるということを考える』

他力本願を発揮する意図は二つあると思います。


一つは自身の力量や才覚だけでは

何ともならない何ともしようのないことをに対して

解る、譲る、委ねる、預ける、受け止めることで

自身以外の他人であったり

事柄や物事を深く理解できるということ。


そしてもう一つは

自身の欲望や願望を達成するに当たって

その表現や方法を探す思慮に欠けていたり

責任や義務を受け入れることへの抵抗から

誰かや何かに解ってもらう、譲ってしまう

委ねてしまう、預けてしまう、受け止めてもらうなど

自身以外の他人であったり

事柄や物事に深く理解を求めるということ。


前者は自力の限界の理解と共に

他力に生かされていることへの感謝が存在し

後者には自力の限界を言い訳とし

他力に生かされる方法や手段を模索していると言えるでしょう。


どちらも他力本願ではあるけれど

その目標や目的の中にある真意は

天と地ほどの差があると言えるのかもしれません。



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